小径ロード族の言い訳

ここ数年で、小径車をよく見かけるようになりました。

「よく見かける」という言葉は若干誤りがあるかもしれませんが、大阪市内(の若者が多い地域)であれば、街中を走る自転車の約半分が小径車になってしまってます。 もちろんそれらの小径車は1万円ちょっとで手に入る「折り畳み式」のものですが、日本の住宅事情とか自転車専用道路が少ないとか、そんな環境にマッチしているのが消費者に受けたんでしょうかね?
 でもやっぱり大阪のおばちゃんは小径車になんて乗ってなくて、実用的なママチャリに乗っているので、他のサイトでよく言われるような「日本の住宅事情云々」というのは違うような気がします。 どちらかというとファッション的な要素で、若者中心に小径車が乗られるようになっているのかなと。 ファッション的というのであれば、毎日自転車を磨いてチェーンのメンテナンスをしていそうなものですが、実際にはギコギコ言わせながら小径車を漕いでいる人が多いです・・・


 とまあ小径車に乗っていても、それほど違和感がない世の中になっているわけですが、そんな中で、小径ロードに乗っていると、若干変人扱いを受けたりします。
 ママチャリに乗っていれば普通の人だし、ロードとかマウンテンバイクに乗っていれば「あ〜自転車が趣味で、レースとか出るんやろな〜」とスポーツマンとして認識され、安い折り畳み小径車に乗っていれば「最近ファッショナブルで流行っているし、私も次に買おかなぁ」と言われ、ランドナーに乗っていれば「おっ、自転車旅行か、オレも若い頃は・・・まで行ったぞ」などと共感されるわけですが。


 小径ロードに乗っているとカミングアウトすると、「はぁ?」などと、全く理解されないことが・・・
 ロードでもなく折り畳み小径車でもなく、非常にニッチな小径ロードというカテゴリーは、一般の方には未知の領域なのでしょうか? と、こんなことを書いていると、なんか自分が自転車オタクのような気がしてきました・・・最近の日本でのオタクというと日本から海外へのサブカルチャーの発信源として地位が向上している状況ですが、僕らの世代では、ちょっと抵抗があるかなぁなんて思います。


 そんなわけで小径ロード族は、どうやって自分の立場を説明するのか、そしてどうやって自分に言い訳するのかということをまとめておかないと大変なことになるかもしれないので、ここにまとめておこうと思います。