レ・マイヨMの購入を考えている方へ - 1ヶ月後のインプレッション

レ・マイヨMに乗り始めて1ヶ月ほど経ちますが、大きな不具合も無く非常に満足しています。


特に同じ自転車に乗っている人が少ないというのは、うれしいものです。
こんな日記を書いてレ・マイヨMに乗る人が増えたら増えたで、ちょっとうれしい反面、街中に溢れかえってたら嫌だなあと、ちょっと複雑な気持ちです。 ま、なぜか多くのスポーツ車愛好家の方は海外メーカーのものを買うことがステータスのような雰囲気なのですが、日本メーカーの自転車も検討してみたらいいのになぁと、堅実な作りのレ・マイヨMを手にした今となっては思うようになりました。

1ヶ月乗ってみて、同じ自転車に乗っていないという満足感(?)が得られるレ・マイヨMですが、大阪市内で遭遇する小径車(折り畳み含む)の中では、レ・マイヨMの遭遇率は稀で、今までにサイクリングロードで1回見たことがあるだけです。
一番多く見るのはBD-1シリーズで、非常に多くの方が乗っています。 その次はルイガノ(と同じフレーム?)の自転車です。 後はDAHON系の独特のシートステーの形状をした自転車は何回か見ました。
ここ最近では伝統的クロモリダイヤモンドフレームの小径車を良く見かけるようになりました。どこのメーカーかわかりませんが・・・。GIOS小径車は人気がある割には一度も見たことがありません。

※どうでも良いことですが、最近子連れの若い女性が、ピストをママチャリに改造して乗っているのが一番インパクトがありました。


とまあ、この1ヶ月、そんな自転車の本質とは関係ないところで満足していたわけですが、逆に言うとポジションを調整した後は、不満の無い自転車と言ってもいいかと思います。 この辺りからの不具合/問題というものは人それぞれ感じ方の違いになってきます。 例えば、ギコギコと錆びたチェーンで自転車を漕いでいても気にならない人もいるでしょうし(実際にそんな自転車に乗っている方がたくさんいます)、気になって仕方がないという方もいると。そういった内容のものです。 


さて、1ヶ月も経つと若干の不具合が出てきます。(しつこいですが、人それぞれ感じ方が違う不具合です)
これはどんな自転車でもそうだと思いますが、ケーブル類の初期伸びや、僕の場合はハブの回り具合とフリーがおかしくなってきました。



[1ヶ月後のインプレッション]
 まず、最初に言っておきますと、レ・マイヨMは室内保管していて、チェーンとスプロケットとチェーンリングは最低1週間に1回は清掃してます。
 ケーブル類は伸び始めていると思うので、若干変速性能が落ちてきました。 これは当然ケーブルを引っ張り直したら治ることなので特に問題ではないのですが、ハブは深刻でした(しつこいですが、僕の感じ方です)。

 リアハブの状態ですが、ハブの軸がゴリゴリなのは良いとして、ハブ軸を手で持って回転させられないくらいの引っかかりがあって、乗っていても音がおかしいのがわかる状態です。 フリー部は異常に音が大きくなったり、小さくなったりということが続いていて、こちらも同様に引っかかりがあって、ラチェットが解放される方にホイールを回転させても、若干強い力をかけていないと空回りしてくれない状況で、当然ペダルに足を載せていれば問題ないのですが、ペダルから足を離した状態で空回りさせると、ペダルまで一緒に回ってしまうという状況です。。


 さて、まずはハブ軸についてなのですが、僕の拙い知識によると、玉押しの調整をすることで解消されることは知っていたので、玉押しを若干緩くしました。その際に、一旦ベアリングのボールを取り出して異物が混入していないことを確認してグリスアップ。 これでハブ軸はヌルヌルと動くようになってくれましたが、問題はフリー部です。 ラチェット音が大きくなったり小さくなったりするのは、フリーボディー内のグリスが移動しているからだろうと予測していて、そのうち一定の音が出るようになるだろうと考えていたのですが、なぜこのフリーボディーの部分がラチェットの解放方向の回転で、引っかかりがあるのか全くわかりませんでした。
 そんなわけで、最終的にはハブの交換(その時の日記)をしたわけですが、その後、取り外したFormulaのハブを色々といじくっていたところ、何となく理由がわかりました。

この写真のフリーのボディー部とハブの本体部の隙間(グリスが大量に付けられている部分)に、砂などの細かい異物が入り込んでしまうと、フリー部の回転に問題が出るようです。 このFormulaハブを保管しておくために清掃していたのですが、ちょっと気を抜くと、この隙間にゴミが入り込んで、すぐにフリー部の回転が渋くなりました。 というわけで、このハブをしばらく使う場合は、初乗りする前に写真の部分にグリスをてんこ盛りしておくと、異物が入り込むことが防げるようになるかもしれません。 ま、グリスが異物を引き寄せるという場合もあるかもしれませんが。




これが、レ・マイヨに乗り始めて1ヶ月の僕が味わった感想と対策の全てです。
基本的には良い自転車で、そのまま乗っていても満足いくものだとは思いますが、細かい部分を改良すると、より乗り易い自転車になります。
特に最初から取り付けられているパーツが、それほど本格的なものでは無いことから、
 「初期投資は少なくして、後から色々とパーツを変えていって楽しみたい」
という方には最適な小径自転車だと思います。 一つ一つのパーツの交換で、その効果が実感できると思うので、そういう自転車の扱い方が好きな方にはオススメです。


ちなみに↓のリンクにある通販のお店(シルベストサイクル)は、レ・マイヨMの在庫があります(2008/01/20現在)。

  ・Panasonic/レ・マイヨM(ドロップハンドルタイプ)のページ
  ・Panasonic/レ・マイヨM (フラットハンドルタイプ)のページ

あまり出回らない自転車ですので、お早めにどうぞ。