レ・マイヨMの購入を考えている方へ - 最初の不満

[最初の不満]
 最初に感じたレ・マイヨMに対する不満は、ポジションです。

 あ、僕の体型を言っておくと、身長は173cm/股下(内股付け根からかかとの裏まで)85cmの小太りです。

 僕はロードバイクは乗ってなくて詳しいことはわからないので、後日お店の人やネットで調べた結果をレ・マイヨMに当てはめると、どうもレ・マイヨMのシートチューブは寝すぎている(角度が小さい)ようです。
 ロードのシートチューブ角は73-75度、トライアスロンシートチューブ角は76-78度くらいだそうですが、レ・マイヨMのそれは71度になっています。これはこの手の小径車に共通するものなのか、GIOSのPANTOも70度という角度になっています。レ・マイヨMの兄貴分のレ・マイヨAは75度になってます。

 そしてトップチューブの長さ。※ここでは「シートチューブの上の口の中央」と「ヘッドチューブの上の口の中央」の水平距離をトップチューブの長さと言っています。
 実はこれが同サイズのロードのフレームと比較して非常に長い。レ・マイヨM(480サイズ)のトップチューブ長が548mmに対し、兄貴分のレ・マイヨA(480サイズ)は519mmと、何と3センチほど長くなっています。

 この2つの特徴から得られる結果として、いつも通りサドルを上げると、既に後ろ乗り気味のレ・マイヨMのポジションが71度というシートチューブの角度の浅さと相まって、どんどん後ろ乗りになると。 そして、ハンドルポジションは既に一般的なスポーツ自転車より3cmも前にあるという恐ろしいことに。

 レ・マイヨMを開発した人は、よっぽど乗り込んでいる人か、よっぽどマゾの人なのかなと思いました。
 ま、冗談は置いといて、この手の小径車はホイールベースとか、その他の長さをロードバイクに近づけようとしているようなので、いろんな部分で歪みが出ている可能性もあります。なので、この手の小径車の購入を考えている方は、今乗っている自転車と比較して、どこのサイズがどう違っているのか、その結果、どこを調整すれば自分の乗り易いポジションになるのかということを、考えてみた方が良いかもしれません。 僕の場合は買ってから、そのことに気付いたので、ポジションを調整するのに苦労しました。

 それともう一点、僕の場合はレ・マイヨMの主な使用シチュエーションが通勤と休日のサイクリング(ポタリングとの違いがわからない)なのですが、通勤時は、なんとスーツを着たままレ・マイヨMに乗車しています。 スーツを着たままの通勤で問題になったのが、サドルの横幅で、今まで乗っていたFrettaのサドルよりも幅広になっているため、内股がサドルと擦れて、スラックスの内股部分が擦り切れて穴が開いてしまったのです。
 カタログの写真で見ている時から、サドルが大きそうだなぁと思っていたわけですが、実際にこんな影響が出るとは・・・。


[最初の不満の解消]
 最初の不満 = 「ポジション合わせが難しい」&「サドルがでかい」
 という何とも初心者的な悩みですが、快適に通勤できないと何のために自転車を買い替えたのかわからないので、この2点の克服をしたいと思っていたのですが、その前に・・・
 「付けたいパーツを付ける」
 という大きな目標があったので、まずはそれを実行しました。(その時の日記はこちら)
 その際の改造工程で、お店の方にハンドルバーの交換を勧められたため、日本人の体型にフィットすると言われるものに交換してもらいました。 すると予期せずポジションが楽な状況になってしまいました。
 その後、細身のサドルへの交換をしたのですが(その時の日記はこちら)、その際にフレームの形状に悩まされることになります。いろいろ考えて何とか取り付けは出来ましたが。 ちなみにレ・マイヨMに標準装備されているシートピラーは前後逆には装着できませんので、ご注意を。

 この2回の改造で、最初の不満点はほぼ解消できました。


[ここまでのまとめ]
 - 初期状態のレ・マイヨM(人によります)
  ・僕にとって良い点
   ○フレームの作りがしっかりしていて、安定している気がする
   ○スポークが太くてなんか安心感がある
   ○同じ自転車に乗っている人が、ほとんどいない
   ○ノーマルでも普通に走ってくれる
  ・僕にとって悪い点
   ×乗り馴れていない方にとって、ポジションがキツい。サドルを上げないポジションなら丁度かもしれない。
   ×サドルが幅広すぎる
   ×あまりブレーキが利かない

 - 初回改造後(9速化)のレ・マイヨM(人によります)
  ・楽なポジションで乗れるようになった
  ・変速がスムーズになった
  ・スラックスが擦り切れない