一般財源化とオブジェクト指向という哲学

一般財源化とは」なんて、最近の検索に引っかかりそうなタイトルで日記を書いているわけですが、僕も今調べたばかりなんです(●´ェ`●)

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自動車関連の税金は「道路特定財源」として分類されて、道路関連の国の財源として使ってきたわけです。
んで、これを道路以外の資金としても使えるようにしよう! というのが「一般財源化」の意味です。

それが何でこんなに騒がれているかといいますと、「一般財源化」とは全く関係なく2008年4月1日から自動車関連の税金の「暫定税率」という上乗せの税金が一時的に廃止されたわけです。 んで、これを復活させるべきか否かという議論が現在行われているわけなんですが、ただ復活させただけでは道路関連の財源としてしか使えないため、国交省関連団体以外にうまみが無いわけです。 なので、色んな思惑を持った国会議員さんの多くの賛同を得られないわけですねぇ(笑)

そこで、福田総理は道路関連の財源以外にも使えるようにしよう! ということで皆の賛同を得るために「一般財源化」すっぜ!! と言ったのがことの発端です。

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皆さんはどう思いますか? この題材は「郵政民営化」みたいなものじゃなくて身近な存在に関するものだから、まじめに考えられそうですね。 どうすれば全体が良くなるのかということを皆が考えれば、きっと良い生活が出来る国になっていくと思います。

 ・自動車税ってホンマに必要なん?
 ・足りない税収はどうやって補うん?
 ・地方はどうすんの?

考えだすと色んなところで問題が出まくってきて、収集が付かなくなると思います(笑)



僕が仕事をしているIT業界では、こういった現実の事象をコンピュータシステムに取り込んでいく時のテクニックとして、「オブジェクト指向」というものを使います。
コンピュータが登場し始めて企業が使い始めた頃のコンピュータシステムでは、一カ所のプログラムの修正が全体に波及して、システム全体が破綻してしまうということがあり(現在でも銀行システムのダウンとかありますけど・・・)、これはコンピュータをいくら高性能にしても直せないものだったわけです。
頭脳が明晰で世界の長者にもなりうるコンピュータ技術者たちはどうすれば現実の事象をコンピュータの中にウマいこと取り込めて、しかも全体が破綻しにくくできるのかということを考え続けて、この「オブジェクト指向」という哲学(そう! コンピュータなのに実は哲学なのです)にたどり着いたわけです。

実際のところ、この「オブジェクト指向」は現実に存在するあらゆるモノとそれに関わる事象を、マクロからミクロまで全て論理的な「オブジェクト(=モノ)」の関連として表現できるため、物事の改善に利用するにはもってこいです。

ま、面倒くさいので僕がするわけはありませんが、地球シミュレーターなんてものを作っている暇があったら、日本シミュレーターを作って、色んなパラメーターで最善の解を求めたら良いのにと思ったりします。
でも「火の鳥 - 未来編」みたいでちょっと恐いですね。