小麦の30%値上げについて

すいません、全然自転車のことと関係なくて・・・週末は基本的に自転車三昧ですので(といっても土曜日は休日出勤になってしまいましたが)、週末だけはちゃんと自転車日記を書かせて頂きます。



で、小麦の30%値上げについてなのですが。

昨年末から今年始めに掛けて、食品の値上げが続きましたが、さらに4月から小麦関連商品の値上げが再度行われるようですね。
小麦=麺類、パンなどを即座に思いつきますが、その他に調味料等にも使われているようです。なので、色々な食品が値上がりする可能性が高いです。 僕の場合は、ご飯食いなのでお米の値段さえ安定してくれていれば(若干値上がりしてもOK)嬉しいのですが・・・

そんなこんなで、やっとメディアが日本国内の食料自給率に目を向け始めてくれました。

僕は以前から日本の農業を何とかしないとダメだという思いはあったのですが、どうしようもないよなぁと諦め半分でした。
皆さんは日本の政治において「農家保護」「農業保護」というような言葉を聞いたことがあると思うのですが、これは農家に援助金を出すというものです。 これを聞いて、皆さんは農家だけにそのような対策を行うのは不公平だとか過保護だとか思われるかもしれませんが、実際のところ、そのような保護がないと農業を継続できないほど農家は疲弊していて、とんでもない安値で農作物が買い取られていくという状況になっています。
日本の農家に援助がない場合、農家の経営は行き詰まり、どんどん農家の数が減っていきます。 そこに今回のような輸入減量の値上げがあった場合、皆さんの食費を直撃してしまい、結果として自分たちの懐を痛めてしまうという構造になっています。

だからといって「農家保護」について、双手を上げて賛成するのはどうかとも思います。
言っていることが違うじゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、現在の「農家保護」のやり方が誤っている可能性が非常に高いということを、僕は言いたいのです。


現在の農家保護政策は、実は個々の農家に対して援助金/保護金を出すというものなのですが、これが間違っていると僕は思っています。 この政策は「農家が疲弊しないように」「その結果、国内に食料を供給できるように」という趣旨のもと個々の農家に対して援助を行っているものです。 しかし本来、日本がしなければいけない農業政策は、「競争力のある国内農作物」を作れるようにすることに対しての援助と投資です。 競争力のある農作物とは、一つは価格面での競争力。 海外から輸入される農作物に対して流通価格で近づき、さらにそれよりも安く・・・という部分。 もう一つは国内生産というブランド/付加価値での競争力。


本当にこんなことが日本の農家に可能なのかと言いますと、それは農家保護のやり方次第と言えます。 援助していくべきなのは、「日本の農業を改革する」ということです。



鋭意執筆中 8時間後くらいに続きを書きます。 おやすみなさい